2019.01.04

年頭のご挨拶

  代表の内田毅彦です。
  皆様、新年明けましておめでとうございます。
  旧年中は大変お世話になりまして誠に有難うございました。

  2018年はJOMDDにとり、まさにインキュベーションの一年でした。種を蒔き、芽を出すのが発明者や研究者の仕事だとすると、我々の仕事は、その芽を大事に育て、きれいな花を咲かせるように育てる仕事です。これまで、いくつかの芽を育てて参りましたが、2018年は愚直に、粛々とその作業を行い、結果として、すくすくと育ってきた芽がきれいな花を咲かせそうだと感じられるようになってきました。その作業とは、時として地味で骨の折れる作業だったり、思わぬ虫がついてしまい慌てて対応したりと、決して楽しいことばかりではありません。しかしこうしたプロセスこそが、発明者や研究者に代わって我々インキュベータが担うべき部分であり、これにより培われた事業化の経験値やスキルそのものがJOMDDの財産であり、競合優位性だといえます。
  また昨年秋には、松本晃氏(元ジョンソン・エンド・ジョンソン代表、元カルビー代表)が特別顧問をお引き受けくださり、指導いただいたことも大きかったです。松本氏から、「高尚なミッションも大事だが、人様のお金をお預かりして事業をしている以上、結果も出さないといけない。経営とはシンプルで、世のため人のためになること。そして儲けること。」と教わりました。
  日本にはほとんどなかった事業モデルを実践するのに際し、これまで模索しながら手探りで歩みを進めて参りましたが、ようやく形が見えてきた一年でもありました。2019年のJOMDDはさらに歩みを加速させ、JOMDDらしさを皆様に見ていただけるような一年になるのではないかと思います。2019年は平成から新しい年号へと移る節目の一年です。翌2020年には東京オリンピックを控え、日本が新鮮な気持ちで期待感を持って前進する、希望に満ちた一年になるように思います。この希望の一年にJOMDDもさらに高みを目指して成長し、力をつけてきたスタッフが一丸となって、結果につながるインキュベーションを実践して参りたいと思います。

  まだまだ至らない点もあろうかと存じますが、本年もご指導、ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いいたします。
  本年が皆様に取っても素晴らしい一年になりますことを心からご祈念申し上げます。

平成31年正月
代表取締役 内田 毅彦 拝